【時視各角】「脱原発」の結果があまりにも重い=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.02.04 15:06
対北朝鮮原発支援をめぐる論争の核心は2つある。残りは小さな枝だ。1つ目は、産業通商資源部の公務員が勝手に「原発報告書」を作成した。その後、自分で廃棄した。したがって青瓦台の下命・指示はなかった。これが話になるのかという点だ。2つ目は、文在寅(ムン・ジェイン)政権がたとえ北朝鮮に原発支援を計画したとはいえ、それがなぜ問題なのか。過去の金泳三(キム・ヨンサム)政権当時からしたことではないのか。この2つを最後まで調べて真実を明らかにすればよいことだ。この大変な時期に、民生に背を向けて政治攻防に青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)と政府、与野党が没頭することではない。
1つ目が話になるとすれば、いくつかの前提条件が必要だ。まず憂国忠誠で武装した公務員が多くなければいけない。また、その公務員同士は強く信頼していなければいけない。誰かが裏切れば厄介なことになる。さらに問題があっても問責はないという確信がなければいけない。現実は違う。