今年東京オリンピック（五輪）の初めてのテストイベントが新型コロナウイルス感染症（新型肺炎）の拡大で延期された。

２８日共同通信によると、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は３月４日から４日間東京アクアティクセンターで開催される予定だったアーティスティック水泳五輪最終予選を５月に延期すると発表した。

東京オリンピック組織委は３月アーティスティック水泳予選をはじめ、７月２３日五輪の開幕前までラグビー・サイクル・射撃・バレーボール・体操・陸上など１８種目に対するテストイベントを進める予定だった。

組織委は実際の五輪のリハーサルと言えるテストイベントを通じて種目別競技場状況、施設活用、運用人材だけでなく新型肺炎の対応策など総合的な点検を施行する予定だったが、今年初めてのテストイベントから延期されることで計画実行に支障が避けられなくなった。

テストイベントが相次ぎ延期される場合、東京五輪の開催に対する懐疑論はさらに広がるものとみられる。

日本政府は翌月７日までと期限を定めて東京をはじめとする広域自治団体１１カ所に緊急事態を宣言した状況だ。

緊急事態期間の間、東京オリンピック・パラリンピック関連国際大会などに参加する外国選手とスタッフの入国を許容するスポーツ特例措置も全面停止された。