バイデンの「ベル」はいつ鳴るか…「首脳電話会談順番表」でみる韓半島の運命(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.29 07:18
バイデン政府が発足した現在の南北、米朝関係は長い停滞局面を経ている。文在寅(ムン・ジェイン)大統領はバイデン大統領が韓半島問題を外交的優先順位に配置してほしいと願っている。実際に、18日の新年会見で「バイデン政府が米朝対話と米朝問題の順番を後回しにすると思わない。北朝鮮問題がバイデン政府において相変らず優先順位を持つことができる」と話した。
しかし、バイデン政府の戦略的優先順位を反映する電話外交は文大統領の期待とはやや異なって展開する雰囲気だ。
今までバイデン大統領が優先順位を置いて通話した国の共通点は、米国が主導する中国封鎖戦略に直接参加しているか、影響を与えることができる国々だ。米国の最優先外交課題が韓半島ではなく中国であることを明確にしている。特に28日の菅首相との会談後には「日本と米国、オーストラリア、インド間の強力を追加で増進することで一致した」という報道が出た。この4カ国はインド太平洋地域で中国牽制を念頭に置いて作られた「日米豪印戦略対話(QUAD=クアッド)」参加国だ。