モビリティーない双竜・GM・ルノーサムスン自動車3社…不透明な未来
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.26 15:39
昨年6月、双龍(サンヨン)車は平沢(ピョンテク)工場に自動車担当記者を招いて「チボリ」「コランド」生産工程を公開した。大株主のインドのマヒンドラが「双龍車株を売却する」と発表した直後だった。数百台のロボットのアームが忙しく動く生産ラインの前で、双龍車は「まだ死んでいない」と強調するようだった。しかし油で汚れたロボットのアームを見た記者らの間では、むしろ「気の毒だ」という反応が出てきた。テスラの最先端ギガファクトリーなどとは対照的に1979年に設立された平沢工場の老朽化は隠せなかった。
双龍車をはじめ、韓国GM、ルノーサムスンなど外国系資本が投入された自動車3社では年初から危機感が高まっている。双龍車が先月、企業回生手続き(法定管理)を申請したのに続き、今月からルノーサムスンは8年ぶりとなる全職員対象の「希望退職」を進めている。最近集計された3社の自動車生産は5年前に比べて半分近く減少した。
自動車業界は3社の危機について、過去10年間、新しいものを開発できず、過去のものばかりが残っているためだと要約した。世界の自動車企業は2021年を「電気自動車大戦」の前哨戦としているが、外資系3社は電気自動車など変化に対応する武器がない。また、自動車業界が未来のビジョンで集中投資中の「モビリティー(Mobility、移動性)」にも対応どころか、今現在を持ちこたえるのが精一杯だ。