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「バイデン-文政権間で緊張も…北はその時に挑発する可能性ある」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.25 08:35
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「バイデン政権と文在寅(ムン・ジェイン)政権は北朝鮮にどう接近するかをめぐり少し緊張があるだろう。私の考えでは、その間に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が挑発をするという大きな失敗を犯す可能性が最も高い」。

米ワシントンの代表的な外交安保シンクタンク「戦略国際問題研究所(CSIS)」を率いるジョン・ハムレ所長は22日(現地時間)、中央日報のインタビューで、今年の米朝関係について楽観的な見方を示さなかった。「北朝鮮がこれまでのようにミサイル発射や核実験をする場合、いかなる形であれ関与または交渉の可能性を深刻に後退させるだろう」と述べた。国防部副長官を務めたハムレ所長は共和党員だが、オバマ政権の1・2期目に国防長官候補に挙がるほど両陣営から信頼されている専門家だ。以下は一問一答。

 
--バイデン政権の外交安保チームの韓半島(朝鮮半島)戦略をどう予想するか。

「バイデンチームは金正恩委員長が次の段階に移るほど誠意のある努力をしていないと考えているようだ。過去2年間、北朝鮮が新しい提案や実際の提案をしなかったと考えるため、彼らは(北朝鮮核交渉)過程を始めようとはしないだろう。文在寅(ムン・ジェイン)政権は関与政策を維持しようとするが、バイデン政権は北朝鮮の誠意に疑問を抱いている」

--韓米の異なる視点が葛藤につながるだろうか。

「バイデン政権と文在寅政権は北朝鮮にどう接近するかをめぐり少し緊張があるだろう。これまで北朝鮮がしてきたようにミサイル発射や核実験などをする場合、いかなる形の関与または交渉の可能性も深刻に後退させるはずだ。金正恩委員長が挑発という大きな失敗を犯す可能性が最も高い。ここの人たちはそれを予想していて、誰も驚かないだろう。その場合、米国と北朝鮮の間で実質的な議論が進まないのは明らかだ」

--北は今回変わる可能性があるだろうか。

「そうは思わない。昨年末と今年初めの金正恩委員長の演説や声明からは、思考が柔軟に変わったという根拠はどこにも見られない。彼がトランプ大統領と交わした手紙が正直なものだったと考える人は誰もいない。唯一信じた人がトランプ大統領だ。民主党指導部では(手紙に登場する)いかなる言葉も本当だと考える人はいない」

--バイデン政権がトランプ大統領の対北朝鮮政策を継承する可能性は。

「バイデン政権の行動と言葉は非常に中立的(neutral)になるだろう。北朝鮮との対話の窓は開いているが、北朝鮮が誠意を見せなければいけないということだ。金正恩委員長は何か脅威を与える行動をしてこそバイデンチームが対話に動くと考えるが、それは大きな間違いだ。バイデンチームは脅迫を受けて対話に出ることはないだろう。北朝鮮がいつも犯す典型的な失敗だ」

--北が実際に挑発した場合、その後の予想可能なシナリオは。

「長距離ミサイルを発射しても、どこかを狙わない形で挑発の強度が大きくなければ、それほど否定的な反応は出てこないとみている。しかし核実験をしたり長距離ミサイルを発射してグアムや日本など米軍基地の近くに落とす場合、非常に否定的な反応が出てくるだろう。国連で制裁を追加する可能性が最も高い」

--オバマ政権当時の「戦略的忍耐」状況に戻るのか。

「バイデン政権は、北朝鮮の選択の余地は大きくないという基本的な考えを持っているようだ。核問題など米国が関心を持つものをテーブル上に真摯に載せる考えがなければ、対話を始める実質的な土台がない。基本的な考えは、北朝鮮が何も提案しなければ何も与えてはいけないというものだ」

--そのように4年を過ごせば、北の核能力はさらに高まり、オバマ政権当時のようにバイデン政権も批判に直面する可能性がある。

「理解する。選択肢を考えてみよう。バイデン政権が一方的に北朝鮮を攻撃して金正恩委員長を退かせるだろうか。そうはしないだろう。なら、バイデン政権が北朝鮮を核保有国と認めて望むものを与えるだろうか。それもないだろう。今の状況は非常に制限的な政策的選択肢の中で動く。バイデン政権は北朝鮮が誠意を見せるまで北朝鮮と交渉しないと話すはずだ。北朝鮮は意志があることを見せなければならない」

--北がそうするだろうか。

「北朝鮮は核兵器を保有することが彼らを生存させる唯一の方法だと考えているはずだ。したがって私は彼らが核を放棄するとは思わない。ソウルとワシントンは北朝鮮に対して異なる観点を持っている。ここでは北朝鮮に対する楽観論がほとんどない。韓国政府はとても楽観的だ」

--韓米防衛費交渉は現在の水準で妥結するという予想が出ているが。

「トランプ政権は馬鹿馬鹿しく50億ドルを主張したが、バイデン政権では防衛費交渉が政治的な関与を除いて機械的な接近になると考える。バイデン政権では最も重要な優先順位に入らないだろう」

--バイデン政権は韓米日関係の強化に関心を向けるという見方が出ている。

「米韓日3カ国が一緒にできるよう関係を再建しようと努力するだろう。しかし適当な水準であるはずで、菅首相と文大統領にどのようにすべきという強いメッセージを出すとは思わない。韓国と日本が協業できる関係になるべきというのがバイデンチームの基本立場だと考える」

--トランプ政権で韓国は米国と中国の間で選択を強要された。

「どちらかを選べという硬直した接近はしないと考える。アジア諸国が中国に敵対的な関係を持てないということをバイデンチームは理解するだろう。何かを推進する時、反中として映らないようにする戦略が米国に必要であるようだ。好戦的な声明などで中国を変化させることはできないという情緒も生じている」

--文在寅政権が対北朝鮮ビラ禁止法を施行したが。

「北朝鮮が風船に脅威を感じるということに驚いた。これは北朝鮮政権の偏狭性と不安を見せている。個人的な考えでは、この問題を米国議会が扱う可能性は大きくないとみる。他国の国内政治的問題について公聴会を開くことはほとんどないからだ」

--韓国政府が外国人に授与する「修交勲章」のうち最高等級の「光化章」を受章したが。

「韓国以外にもドイツ・フランス・スペイン・ノルウェー・フィンランド・スウェーデン・日本などで勲章を受けたが、韓国は本当に特別だ。私の代子が韓国人だ。個人的な縁のため関心が深く、韓国の安全と未来について心配も多い。南北分断は韓国人がどれほど偉大であるかを認識できないようにしたという点でぞっとする。韓国人は強靭さと国民性、創意的なエネルギーを持っているということを自覚していないようだ。失敗にあまりにも埋没せず成就を認めるのがよい。

◆ジョン・ハムレ氏(70)=米国の世界的外交安保シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)を21年間率いている。クリントン政権当時は国防総省会計監察官(次官級)と副長官を務めた。ワシントン内部事情に精通している。

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