文政府の対日基調が変わった…「日本に追加請求しない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.25 06:54
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の外交戦略が急旋回している。中国を牽制(けんせい)するために韓日米同盟の強化が必要だと主張する米国バイデン政府の要求を受け入れると同時に、南北問題まで考慮した流れだ。
文大統領は今月21日に自ら主宰した国家安全保障会議(NSC)で「韓半島(朝鮮半島)を含めたインド太平洋地域の秩序が急激な転換期に入りつつある」と話した。この発言は、米国が主導し、日本・インド・オーストラリアなどが参加する中国封鎖戦略である「日米豪印戦略対話」(QUAD=クアッド)を念頭に置いたものだ。文大統領任期序盤の2017年11月には当時の金顯哲(キム・ヒョンチョル)経済補佐官がインド太平洋戦略に対して「(韓国は)そこに編入される必要がない」と話し、外交的な波紋を呼ぶほどだった。だが、青瓦台(チョンワデ、大統領府)の雰囲気は大きく変わった。