【時論】サムスンの推進動力損傷と韓国経済にあふれる懸念
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.20 10:44
4年近く続いてきた贈賄事件の裁判で李在鎔(イ・ジェヨン)サムスングループ副会長に対する司法の判断は事実上終わった。裁判所は大企業の支配構造と倫理問題に厳正な判決を下した。李副会長は残る1年半の刑期を満たさなければならない状況になった。
問題はその次だ。法は法で、経済は経済だ。アップルの場合、伝説的な創業者スティーブ・ジョブズが亡くなっても依然として革新企業として疾走している。経営者個人の状況と企業は別個とみることができる。しかしサムスンはアップルではなく、大韓民国は米国ではない。企業の生態系が大きく異なるためだ。ジョブズが死んでもアップルはうまく行くのに副会長が拘禁状態にあるからとそれが何の問題かというならば、「韓国企業は米国企業と同じだ」と主張するのと変わるところがない。