抑留の「創意的な解決法」が救急車の提供? イラン「韓国の提案を拒否」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.15 07:07
韓国タンカーの抑留問題を解決するためにイランを訪問した崔鍾建(チェ・ジョンゴン)外交部第1次官を団長とする政府代表団が14日、「手ぶら」で帰国した。米国とイランの間の葛藤によって板挟みになった韓国が「創意的に」解決するとして意欲を示したが、むしろイラン側が崔次官の帰国直後交渉の内容を一方的に公開することで論議を呼んだ。
イランのマフムード・バエジ大統領秘書室長は13日(現地時間)、政府のホームページに「韓国に凍結されたイラン中央銀行の資金で救急車を購入して送るという韓国政府の提案を断った」と明らかにした。バエジ室長は「われわれを狙った(米国の)経済戦争と圧迫に対抗して3年間この国を運営した」とし「われわれは救急車数台が必要なのでなく、韓国に凍結された資金が必要だ」と強調した。また「韓国代表団は戻ってイランの凍結資金を解除する(米国の)許可を受けてくると約束した」と説明した。