日本測量船の韓国EEZ進入、慰安婦判決に引き続き葛藤重なる
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.13 06:36
昨年末から韓日関係改善のために水面下で動いていた韓国政府が、最近裁判所の慰安婦賠償判決に続いてまた別の暗礁にぶつかった。11日、韓国海洋警察庁所属の警備艇が両国の排他的経済水域(EEZ)重複区域に進入した日本海上保安庁所属測量船に退去を要請したことに対し、日本政府が「受け入れられない」として反論に出た。
加藤勝信官房長官は12日の定例記者会見で「調査は日本の排他的経済水域(EEZ)で行われている。中止要求は受け入れられない」と話した。韓国外交部はこれに関連して「韓国側に事前に同意を受けなかった日本側の海洋調査は直ちに中止しなければならない旨の要求を明確に伝えた」と明らかにした。
NHKなど日本メディアの報道によると、海上保安庁所属の測量船「昭洋」は10日午後11時ごろから長崎県五島列の女島の西140キロ付近で地質調査を行った。11日午前3時30分ごろ、韓国海洋警察所属の警備艇は「韓国の海域で科学的調査を行うためには、韓国政府の事前の同意が必要だ」と警告したという。これに対し、昭洋は「日本の排他的経済水域で、正当な調査活動をしている」と応酬し、その後約40時間にわたって対立した。昨年8月に続いて5カ月ぶりに似たような状況が起きたのだ。