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菅首相「金正恩氏と会って日本人拉致問題を談判したい」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2021.01.04 07:05
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菅義偉首相が北朝鮮による日本人拉致問題を解決するために「何としても金(正恩)氏と直談判したい」と述べた。

菅首相は3日付の産経新聞に掲載された右派論客の桜井よしこ氏との対談でこのように明らかにした。彼は自身が過去に万景峰(マンギョンボン)号の日本入港を禁止する法律を作るなど拉致問題の解決のために安倍晋三前首相と関わってきたとし「『条件を付けずに金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と直接、会う用意がある』という安倍善首相の方針を踏襲したい」と答えた。

 
また、菅首相は日本人拉致被害者である横田めぐみ(1964年生まれ)さんの父である滋さんなど被害者家族が昨年相次ぎ亡くなった事実に言及して「全く時間がない、待ったなしだ」と強調した。

金正恩委員長は執権後韓国・米国・中国・ロシアなど主要国の首脳らと会ってきたが、日本首相とは直接会ったことがない。安倍前首相は2018年米朝首脳会談と重なって金正恩委員長に会うために様々な方式を提案したが、北朝鮮側の曖昧な態度で実現できなかった。

菅首相は今回の対談でジョー・バイデン米大統領が1月就任すればドナルド・トランプ大統領が脱退を宣言した環太平洋経済パートナー協定(TPP)に復帰するように勧めると明らかにした。彼は「TPPはもともとバイデン氏と同じ米民主党のオバマ大統領(当時)が提唱した枠組みだ」とし、「米国がTPPに戻ることは自然だと思う」と述べた。

中国がTPPへの参加に意欲を見せたことに関連しては「TPPは加盟国に非常にハイレベルな市場開放のルールを求めているので、中国に対しては当然厳しいものになる。中国の今の政治・経済体制では参加は難しいと思う」として一線を画した。

菅首相は安倍前首相が積極的に推進した憲法改正に対しては「憲法改正は自民党は『党是』として自主憲法制定という旗を掲げており、改憲に向けて進むのは当然のことだと思う」としながら「私もしっかりと挑戦したい」と話した。

連日深刻化するコロナ禍に対しては「ワクチンは全ての国民に提供できるよう確保する。一日でも早く接種できる体制を準備している」と明らかにした。

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