韓経:「コロナより心配な規制法案…韓国ではビジネスしにくい」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.31 08:18
韓国企業が無気力症に陥った。中小企業の経営者は廃業を考慮し、大企業の最高経営責任者(CEO)は来年が心配でため息をついている。企業を悩ませているのは新型コロナウイルス感染症のような外部の変数ではない。危機克服に向かって進む企業の足かせとなっているのは法・制度と反企業情緒だと、企業関係者は吐露する。
韓国経済新聞が30日、国内50大グループ(金融機関除く)を対象に実施したアンケート調査の結果によると、回答した企業(42社)のうち70.7%は規制法案などのために韓国でビジネスをするのは難しいと答えた。企業活動が難しい理由について、60.6%が「増える規制法案」を選んだ。「反企業情緒」という回答も18.2%にのぼった。与党は今月に入って商法、公正取引法、労働組合法改正案を処理した。経済団体長が国会を何度か訪ねて企業経営に大きな負担を与えると反対したが、効果はなかった。「CEO過剰処罰法」という批判を受けている重大災害企業処罰法も審議中だ。企業を罪悪視する反企業情緒は強まっている。