韓国銀行報告書「コロナ終われば保護貿易主義さらに強まる」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.30 15:13
2008年の世界金融危機後にグローバル・バリュー・チェーン内で変わった韓国の位置付けが確認された。完成品から素材・部品など中間財を主に輸出する国に変わってだ。だがグローバル・バリュー・チェーン参加度は低くなった。世界的な保護貿易主義基調のためだ。新型コロナウイルス流行後に中間財サプライチェーンを確保し保護貿易主義を強化する国ごとの動きがさらに明確になる見通しだ。
韓国銀行は30日、「韓国のグローバル・バリュー・チェーン参加構造変化が輸出に及ぼした影響」と題する報告書を出した。これによると、金融危機以降にグローバル・バリュー・チェーン内の韓国の位置付けはアップストリームへ上方移動した。グローバル・バリュー・チェーンでは製品設計と原材料と部品を供給する段階をアップストリーム、完成品生産・流通・販売段階をダウンストリームと定義する。