韓経:大統領の決定を覆した裁判所…文政権末期の「レームダック」も
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.25 10:17
韓国の尹錫悦(ユン・ソクヨル)検察総長に対する「停職2カ月」懲戒処分の効力を停止すべきという裁判所の判決が出たことを受け、青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)と与党が当惑している。野党は「巨大与党の全方向圧力にもかかわらず、司法府が法と原則を選択した」とし、裁判所の判決を歓迎した。政界は来年初めに予定されている内閣改造も影響を受けるとみている。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の執権末期のレームダックが本格化するという分析も出ている。
青瓦台は24日、尹総長が出した懲戒処分効力執行停止申請を裁判所が認めたことを受け、長時間の対策会議を行ったという。内部で仮定していた最悪のシナリオが現実になると、状況を収拾する対策の準備に没頭した。青瓦台の姜ミン碩(カン・ミンソク)報道官はこの日、裁判所の判断に対する青瓦台の意見を尋ねられると、「裁判所の判断が遅い時間に出てきた」とし「今日の青瓦台の立場発表はない」と短く答えた。与党側の関係者は「青瓦台参謀陣と電話もつながらなかった」と話した。