韓銀総裁「コロナ終わっても、急激なインフレはない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.18 09:55
韓国銀行の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁が新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)危機が終わっても、急激なインフレはないと予想した。また、住宅などの資産価格と実体経済がかけ離れている事実を指摘し、金融不均衡などの副作用も憂慮した。
李総裁は17日、送年記者懇談会で「来年からは物価下方圧力が徐々に減少する」と述べた。新型コロナが終息して日常が回復すれば急激なインフレが発生しかねないという一部の憂慮については「そうならないと思う」と答えた。李総裁は「ことし物価を下げる要因として作用した需要不振、国際原油価格の下落、政府の福祉政策などが来年反対に動く可能性が高い」とし「商品・サービスの全体的な持続して物価が下落してはじめてデフレと見なすが、来年は物価上昇率が高まるだろう」と述べた。新型コロナ終息後、過度に緩和された流動性が急激な物価上昇圧力として作用する可能性に関する問いには、「インフレの拡大を懸念するほどの上昇圧力はないだろう」と述べた。