韓経:新型コロナが呼んだ「連鎖廃業」…食堂だけ死ねずに持ちこたえた=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.15 09:55
ソウル・鍾岩洞(チョンアムドン)で130席規模のネットカフェを運営していたチェさんは1日に廃業を届け出た。今年1月に3億ウォンをかけて最新式パソコンに入れ替え、インテリアをリニューアルした店舗だった。開業後月4000万ウォンあった売り上げは新型コロナウイルス第2波が押し寄せた8月以降は1500万ウォン台に落ち込んだ。1カ月の固定支出は賃貸料と人件費など2500万ウォン。毎月1000万ウォンを超える赤字に耐えられなくなり廃業した。チェさんは「廃業すれば残った賃貸借契約期間分の賃貸料を払い、インテリアの原状復旧費用まで出さなければならず、廃業すらできない事業主も多い」と話す。
行政安全部の「地方行政許認可データ」に出てきた食品・文化・生活などに関連した自営業22業種の2~11月の廃業・創業件数を韓国経済新聞が分析した結果、ネットカフェ、遊興酒店、訪問販売業者などの今年の廃業件数は前年比で大幅に増えたことがわかった。ほとんどが新型コロナウイルス防疫で高リスク群に分類され、集合禁止命令などを受けた業種だ。居酒屋と食堂など一般飲食店は廃業件数がむしろ減った。政府の防疫対策レベルにより廃業様相が分かれたと分析される。