韓経:韓国経済を襲うDの恐怖…「コロナ発企業連鎖破産は始まったばかり」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.04.17 08:10
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で経済の破綻が本格化した先月、負債を返済できず裁判所に破産申請をした法人は50%以上急増した。個人が破産に追い込まれる事例も大きく増えた。企業の倒産が失業を生み、経済危機と金融問題を招く悪循環が始まったのではという懸念が出ている。
大法院(最高裁)が16日に蔡利培(チェ・イベ)議員(民生党)に提出した資料によると、3月にソウル回生法院をはじめとする全国14カ所の裁判所での法人破産申請は101件だった。前年同月比で53%増え、3月基準では過去最多。前月(2月)比では26.2%増えた。
新型コロナ事態が産業現場に影響を与え、「D(デフォルト、債務不履行)の恐怖」に襲われている。企業と個人の破産で債務不履行が急増すれば、金融問題、経済危機を招く悪循環につながるという懸念が強まっている。ある民間研究所の研究委員は「物理的に生存を脅かす新型コロナが、企業と個人の経済的生存を脅かす段階に入った」と診断した。