【グローバルアイ】遠くて遠い国、日本
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.11 08:36
日本に到着すると同時にヒョンビンのファンになった。入国後に経なければならない2週間の隔離のせいだ。「隔離生活のパートナー」Netflix(ネットフリックス)に接続すると、日本で最も多く視聴されたコンテンツとして『愛の不時着』をずっと勧めてくる。日本外相も全編見たというので、取材するつもりで見始めて、「私たち、明日会うみたいに今日を生きてみるのはどうだろう? 一日を楽しく生きてみるのはどうだろう?」というセリフに、涙と鼻水を滝のように流してミッション完了。一緒に仕事をする後輩に「『愛の不時着』全話見た」というと返事が返ってきた。「東京特派員の準備完了」。
Netflixではこのように近い両国なのに、東京に来るまでに5カ月が以上かかった。7月赴任予定だったが新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)で入国禁止が続いて足止めを食らった。感情的には「遠い国」であっても、物理的には近かった日本は「遠くて遠い国」になっていた。日向と日陰を行き来した韓日関係は、どこからほぐしたらよいか分からないの糸のようにもつれて久しい。特派員の発令を受けてお祝いよりも「どうするの」とよく聞かれた。