韓国の研究陣、17分でコロナ感染を診断する技術開発
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.04 11:58
新型コロナウイルスに感染しているかどうかを17分以内で正確に判定できる技術が韓国国内の研究陣によって開発された。
基礎科学研究院(IBS)ナノ医学研究団のチョン・ジンウ団長の研究チームは、米ハーバード大医科大学のイ・ハクホ教授研究チームと共同で、ナノ物質を利用して新型コロナウイルスを17分以内に正確に検出する現場診断技術を開発したと3日、明らかにした。この技術が商用化される場合、空港や港湾で出入国者の検疫に活用でき、新型コロナ防疫に大きく寄与すると予想される。
現在、国内外で広く使用されている新型コロナ標準検査方法は「リアルタイム遺伝子増幅方法(RT-PCR)」。これは正確度が高いが、ウイルス検出から診断まで2時間以上かかる。検体を装備がある病院や研究所などに移して診断しなければならないため、過程が複雑で費用もかかる。したがって出入国場所などでのリアルタイム現場対応用として使用するのが難しい。抗体診断キットは数十分以内に検査の結果が分かるが、ウイルス感染者の抗体が形成される1-2週間前までは感染したかどうか分からないという短所がある。このため食品医薬品安全処は新型コロナ標準検査方法としてRT-PCRだけを使用している。