韓経:米国「中国に対抗してクアッド+7カ国会談」…韓国「コロナ会議なのに」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.04 07:52
米国議会の諮問機構である「米中経済・安全保障問題検討委員会(USCC)」が、今年5月に行った韓国を含めた7カ国間のテレビ外相会談が、米国・日本・インド・オーストラリア間の反中連合戦線「日米豪印戦略対話(QUAD=クアッド)」の拡張版「クアッド・プラス」の初めての閣僚級会談だったと明らかにした。米国の対中外交政策に大きな影響を及ぼす報告書で、韓国政府が「公式参加の要請はなかった」と繰り返し明らかにしてきたクアッドにすでに韓国が参加していたという形で言及し、米国の反中戦線参加への圧迫がさらに強まるという展望が出ている。
米国の超党的な議会諮問機構のUSCCは、今月1日に発表した年次報告書で「ますます積極的な中国の行動は、クアッド参加国の凝集力を高めている」とし「注目に値するのは(今年)初めてクアッドの拡張形態であるクアッド・プラスでさまざまな議論を進めた点」と明らかにした。報告書はクアッド・プラスについて「今年3~5月の間だけで少なくとも3回以上のテレビ会談を行い、5月11日には最初の『長官級』会談が開かれた」と付け加えた。韓国外交部はクアッド参加国をはじめブラジルやイスラエルなどと行った当時の会談について「新型コロナウイルス(新型肺炎)対応の国際協力のための会議」と説明していた。