韓経:「日本を完全に抜いた」…韓国のイチゴが書いた逆転ドラマ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.03 08:01
2005年まで韓国のイチゴ農家ではほとんどが「レッドパール」と「章姫」を育てていた。章姫とレッドパールは日本の品種でロイヤルティーを払わなければならないが、味が優秀だったり貯蔵性が高く人気を呼んだ。忠清南道論山(チュンチョンナムド・ノンサン)のイチゴ栽培試験場で同年「雪香(ソルヒャン)」を新たに開発し市場主導権はドラマチックに変わった。2005年に85.9%だった日本品種のシェアは昨年5%台に落ちた。日本に払うロイヤルティーも急減した。
世界的な種苗戦争が本格化し、各国の種苗確保戦が激しくなっている。雪香のように優秀な品種を開発すればロイヤルティーを減らせる上、名古屋議定書批准国の拡散で他国の資源利用時の費用負担が大きく増えているためだ。