室内で6.5m離れても5分で感染、ソーシャルディスタンス2mで大丈夫か=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.12.02 12:04
6メートル以上離れた室内で5分間過ごして新型コロナウイルスにかかった事例が発生した。飛沫がエアコンの風に乗って感染させたのが原因だった。エアコンや温風器を使う室内では2メートルの距離確保だけでは足りないとの指摘が出る。
全北(チョンブク)大学医科大学予防医学教室のイ・ジュヒョン教授研究チームが1日に明らかにしたところによると、6月に陽性判定を受けた全州市(チョンジュシ)の感染者Aさんは、ある飲食店で6.5メートルほど離れた感染者Bさんと5分ほど一緒に過ごして感染した。Aさんは6月16日に最初の症状を見せ、17日に陽性判定を受けた。だが当時は明確な感染源が見つからなかった。
研究チームは潜伏期を考慮し、Aさんが同月2~15日にウイルスに感染したと推定して行動を確認した。Aさんは海外や全州市以外の韓国国内を旅行していなかった。当時全州は直前2週間に感染者が1人も発生していないほど市中感染はほとんどなかった。