「”日本の庭”攻略」現代車・LG化学、インドネシアにバッテリー合弁会社(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.11.26 07:11
韓国自動車メーカー大手の現代自動車と総合化学メーカー大手のLG化学がインドネシアの首都ジャカルタに近いカラワン地域に電気自動車バッテリー合弁工場を作る。世界的に東南アジア地域に電気自動車バッテリー工場が作られるのは今回が初めてだ。2社がインドネシアを前哨基地として東南アジア諸国連合(ASEAN)電気自動車市場を先取りする勝負に出たものとみることができる。
◆カラワンに10万坪のバッテリー合弁工場
25日、業界によると、現代車とLG化学は最近インドネシアのカラワン地域にバッテリー合弁法人(JV)工場を作る敷地を確保した。カラワンはジャカルタから東に54キロメートル離れた地域でチカラン産業団地などがあり、工業都市として知られている。合弁会社の工場敷地は約33万平方メートル(約10万坪)で、電気自動車用バッテリーセルはもちろん、電気自動車に搭載するバッテリーパックやシステムなども生産する予定だ。インドネシアでは外国法人の土地所有が法的に禁止されているため、2社の合併法人は賃借概念の長期間土地使用権を獲得した。契約価格は1平方メートルあたり120ドル(約1万2530円)で、近隣の土地価格である1平方メートルあたり170~200ドルよりも安価な水準だ。匿名を求めた業界関係者は「カラワンにメイン工場を作り、バタン県にも小規模工場を1カ所追加で作る計画」と話した。バタン県はジョコ・ウィドド大統領の故郷で、インドネシア政府は合計4000ヘクタール(40平方キロメートル)規模のバタン産業団地へのバッテリー工場などの誘致に力を入れている。