歌手志望生だった恋人に対する性的暴行・不法撮影の疑いで告発された歌手「秋休み」のメンバー、チョン・バビさんが１１日、自身に対する疑いが事実でないという立場を明らかにした。

彼はこの日自身のブログを通じて「まず、故人のご冥福を祈る。遺族および知人の方々にも哀悼の意を申し上げる」として「昨日（１０日）夕方遅く、初めて警察の召還に応じて取り調べを受け、告発内容が全く事実ではないという点を落ち着いて明らかにしてきた」とした。

また「ややもすると故人に迷惑をかけるかと思って今は用心深いが、近いうちに誤解や偽りがすべて晴れて事件の真実と私の悔しさが明らかになると思う」として「その時までは判断を少し留保してくださるようお願いする」とした。

また、事件を報道したメディアに対して「言論が最低限の事実確認すらしなかった点に対して当然な責任を問うだろう」とも予告した。

一方、３日ＭＢＣ（文化放送）の『ニュースデスク』は「２０代歌手志望生女性Ａ氏が遺書とともに遺体で発見された」と報じた。放送はＡ氏が元恋人のチョンさんが薬を混ぜた酒を飲ませて性的暴行を加え、身体を同意なしに撮影したと周辺人に訴えたと伝えた。

Ａ氏は４月「人に傷つけられて苦痛を受けた」という遺書を残して自ら命を絶ち、遺族たちは５月チョンさんを警察に告発した。ソウル麻浦（マポ）警察署は４日、チョンさんを性暴行犯罪処罰法違反と強姦致傷の疑いで逮捕して捜査に入った。

警察は家宅捜索を通じてチョンさんの携帯電話とコンピュータを確保し、デジタル証拠分析作業を進めている。