【チャイナインサイト】中国、第2のソ連・日本・米国ではない第3の道は可能なのか?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.28 10:53
「今日の中国は旧ソ連ではない。第2の日本にはならず、第2の米国になることにも関心がない」。
米国の類例のない高強度攻勢に対する中国習近平政権の対応レトリックだ。ここに米国の圧迫に対処する中国の認識と今後の対応方向がうかがえる端緒がある。米国の総力攻勢にも中国は冷戦時代のソ連のように体制が崩壊することはなく、デカップリング(脱同調化)とリショアリング(本国回帰)など米国主導の世界的な脱中国化の試みにも日本のように成長が後退することはないと力説する。中国が米国を超えて覇権国になろうとする意図もないと主張する。叩く米国を直接非難はしない。むしろ国際社会に向けた抗弁であり中国人民の懸念を払拭させようとする意図だ。