【ルポ】「私でも日本産食べない」 福島汚染水に怒る日本の漁民(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.26 09:11
「もともと原子力発電所はトリチウムが混ざった水を海に捨てていることをみんな知っていたのですか? われわれだけが初めて知ったのか、そうでなければみんなそうだったのか。不安でもあり、本当なのかと思ったりもします」
今月22日、宮城県漁業協同組合の寺沢春彦代表理事組合長は記者に会うなりこのように尋ねた。「海洋放出する汚染水は人体に害がない水準」という日本政府と東京電力の説明をどこまで信じたらいいのか困惑していた。一生を通じて海で仕事をしてきた寺沢さんは「すべての原発がトリチウム汚染水を排出している」という「パンドラの箱」を開いてしまったようだ。