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【リセットコリア】中国のずれた愛国主義、駄目なものは駄目だと言わねば

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.20 10:52
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当代世界文化のアイコンであり韓流の象徴であるBTS(防弾少年団)が中国ネットユーザーのめちゃくちゃな攻撃を受けた。韓国戦争(朝鮮戦争)と韓米関係に対する受賞所感を問題にした中国ネットユーザーが「国の尊厳」を無視したとして十字砲火を浴びせた。世論作りの先鋒である環球時報は「中国ネットユーザーの憤怒」を伝えて愛国主義に火を付ける世論戦を展開した。

中国の主権や制度のような核心利益に触れたものでもないのに米中関係に対する腹いせで行われたBTS攻撃は共感を得にくかった。結局「中国の偏狭な民族主義」と予測しにくい「政治的地雷」の存在、ナチスドイツに中国を例えた「チャイナチ」や「醜い中国人」の拡散だとして国際的な反中感情が高まると中国はひとまず頭を下げた。国際世論の悪化と韓国の対米傾斜を意識した中国外交部もやはり方向を設定するように韓中関係の友好的未来発展に言及し沈静局面に入り込んだ。

 
表面的に見れば今回のBTS論争は数日間にわたったハプニングのように見える。しかし世界的国家である中国の存在を国際的に誇示しようとする中国当局と愛国主義で武装した中国ネットユーザーの態度は相変わらずだ。高高度防衛ミサイル(THAAD)問題のようにBTS攻撃もやはり自国の歴史認識と国際戦略に基づき相手の立場は無視する愛国主義の断面だ。韓国にも愛国主義の典型となった「武器化された経済力」という伝家の宝刀を振りかざし中国に対する萎縮感を作るパターンの繰り返しだ。

中国のずれた愛国主義はきのうやきょうのことではないが韓国の対応には原則がない。巨大中国を相手にするのが手に余るのは事実だが「中国の自負心」に触れてはならないという言葉から政府が積極的に中国の問題を指摘すべきという叱責が出るなど一糸不乱ではない。韓中修交過程で北朝鮮と韓国戦争などに対する認識の差を狭められず、修交後も経済主導型の外形発展に重点を置き韓米同盟や韓中関係の歴史的事実と北朝鮮問題を真剣に認識する共感を構築できなかったためだ。しかし避けていていい問題ではないため少なくとも各自の観点を相手に強要してはならないという最小限の不文律形成に努力する知恵が必要だ。

今回も表れたように中国のネットユーザーのBTS攻撃が西側メディアにより中国攻撃用に飛び火し、米中対立のまた別の要素に進展することも警戒対象だ。中途半端な政府の対応にも問題の素地があるかもしれないが、理に適わない中国の主張をそのまま受け入れてはならない。政府は節制された(low-key)対応でも明らかな原則を説明し、知識界は中国の歪曲された歴史認識と自己中心的な二重のものさしに対する対応論理を開発し厳しい忠告を与えなければならない。政府と民間の力が合わさってこそ真の外交力が発揮できる。

中国市場を意識した経済圏の事情はさらに難しい。THAADの痛みを記憶する企業は問題が起きるとすぐに関連したBTS関連掲示物や広告を下げ、中国の愛国主義狂風の犠牲者にはならないという姿を見せた。だが過度な先制的対応は経済力武器化を既定事実にするものだ。中国ネットユーザーの攻勢をそのまま受け入れる姿に映り長期的には中国市場の独自性喪失につながりかねない。心理戦に巻き込まれた無念さが残るのもこのためだ。

もちろん中国が自己中心的に他国を圧迫するスタイルを引っ込めるのが望ましいが、中国の変化はそのままではこない。駄目なものは駄目だと話す勇気と正確な事実分析による対応を兼ね備え反復的な世論戦と心理戦に巻き込まれてはならない。

カン・ジュンヨン/国際地域研究センター長・韓国外国語大学中国学科教授

◇外部執筆者のコラムは中央日報の編集方針と異なる場合があります。

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