韓国与党の「防弾」に阻まれた野党、殺害公務員の兄を呼んで国政監査
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.19 09:39
韓国最大野党の国民の力が18日、北朝鮮軍に射殺された海洋水産部の公務員イさん(47)の兄イ・レジンさんを国会に呼んで「公務員西海(ソヘ、黄海)射殺事件関連の真実を聴く国民国政監査」を行った。イさんは国政監査の証人を自ら要望したが、与党・共に民主党の反対で国家監査の場に立つことができなかった。国政監査期間に「国民国政監査」という場が設けられた背景だ。シン・チュングン延坪島(ヨンピョンド)漁村係長、リュ・チェファ弁護士、シン・ヒソク法律分析官らも出席した。
この日午後2時から国会本庁会議室で進行されたこの日の「国民国政監査」で、イさんは「(政府は)弟が死亡した後に捜索するふりをしている」とし「弟を見つけ出すまで10年かかろうと20年かかろうと原形のまま返してほしい」と述べた。続いて「弟は厳格に失踪者の身分であり、国家が礼遇しなければいけない」とし「これ以上、弟の犠牲を名誉殺人しないでほしい。高校2年のおいの叫びが恥ずかしくないのか」と語った。質疑応答の過程でイさんは「弟は高速短艇チーム長であり、その上に立って作業して転落した可能性が高い」とし、政府の越北判断を否定した。また「国防部と政府は諜報という言葉を繰り返し、弟は悲惨に死亡した」とし「私だけには諜報を話すべきではないのか。まだ隠していれば誰が信じるのか」と話した。