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【コラム】大韓民国、どこへ向かっているのか

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.15 10:30
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クイズをひとつ。フィンランド、イスラエル、ポーランド、台湾、そして大韓民国の共通点は?

正解は(1)一時地図上から国名が消え(2)強大国の覇権争いで戦争・革命・虐殺の悲劇を体験したが(3)犠牲と挫折を乗り越えて成長と繁栄を成し遂げた国だ。

 
1795年にロシア、プロイセン、オーストリアの協定により国がなくなったポーランドは1918年まで地図上に存在しなかった。独立後もロシアとドイツの狭間で国民が犠牲になり領土が分割される痛みを体験した。フィンランドは1808年にアレクサンドル1世によって占領されてから1917年まで100年以上ロシアの領土だった。共産勢力が反乱を起こして内戦に包まれ、その後ロシアと2度の戦争の末に領土を回復した。

「戦争で建設された国」であるイスラエルの建国ストーリーは大河ドラマだ。反ユダヤ主義に対する反作用が呼んだシオニズムの熱風がイスラエル建国(1948年)に続く過程で敵対的な周辺のアラブ諸国と4回も大規模な戦争をしていずれも勝利した。

台湾と韓国は類似の受難の歴史がある。ほぼ同じ時期に日本の植民地になり1945年に日本が敗戦して並んで独立国になった。地図上から永遠に消えるところだった国々が危機を乗り越えて繁栄を作ることができた秘訣はひとつだ。時代の潮流を読むことができた指導者の洞察力と強靭な国民がひとつになり途轍もない威力を発揮したのだ。

「建国の父」は一様に国民の命と安全を守ること、外部の攻撃から領土を保全すること、自国の運命を自ら決定できる主権を守ることを、どんなものと対等交換をすることも、譲歩することもできない神聖な使命と考えた。

大韓民国の誕生もやはり例外ではない。しかし最近起きている一連の事件は、いま国が機能しているのか、持続可能な大韓民国の未来が果たして担保されるのかという深い懸念と懐疑を持たせる。

海洋水産部の公務員が北朝鮮軍の銃撃を受けて無惨に殺害され遺体が燃やされた事件で政府は不在あるいは失踪状態だった。韓国の国民が西海(黄海)で30時間以上漂流する間に韓国政府は事実上救助に向けたいかなる役割もしなかった。北に向かうべきだった責任者処罰と糾弾、再発防止要求は北側が送ったという謝罪通知文ひとつでうやむやになってしまった。

執権勢力は加害者に当たる金正恩(キム・ジョンウン)を「啓蒙君主」に化けさせた。新型兵器を誇示して米国と韓国の国民を公開圧迫した日も、「愛する南側の同胞…手を取り合う日が来るよう祈る」というメッセージに喜び金正恩称賛モードに急変した。韓国国民の死は忘れたように敵将を称賛するおかしなことが毎日のように繰り返されている。国民の命を重要視しない国がどのように存立できるか。国民の死に対しては口も開けないのに対話カードを振って「終戦宣言」をうんぬんするのは国がどのように存立するかを忘却した危険な思考であり時代錯誤だ。

BTS(防弾少年団)の韓国戦争(朝鮮戦争)発言の波紋は「持続可能な大韓民国の未来」の問題とつながっている。今回の事件が一部中国ネットユーザーの強硬発言に触発され、すぐに中国政府が火消しに出たことでさらなる大火事に燃え広がらなかったのはまだ幸いだ。アップルなど有数のグローバル企業もネットユーザーの過剰反応により苦しめられたのを見ればなおのことそうだ。だがますます激しくなる米中の覇権争いが韓国の立ち位置をさらに難しくするのは火を見るより明らかだ。習近平主席の過去の「属国」発言とTHAAD報復で韓国企業が負った致命傷は新中華秩序への編入を要求する中国の攻勢がさらに激しくなることを予告する。

問題は目の前に津波が押し寄せているのにだれも警報を鳴らそうとしないという所にある。政界は政権取り遊びにばかり気を取られている。政権と司法府に続き立法府まで掌握した執権民主党は海水浴を楽しみにきた人たちのようにのんきだ。寝て起きれば発生している腐敗・不正事件を防ぐのにエネルギーを使い果たしたためなのか。国会議席の3分の2に迫る176議席を持っても何ひとつ成果を出したものがない。弱者のためだというスローガンはさわがしいがこの政権になって富の二極化、不動産の二極化、教育の二極化はむしろ激しくなった。最大野党「国民の力」は政界の辺境に押いやられ間借り生活の境遇だ。実情を手厳しくやり込めることも、代案を提示することもできず、柿が落ちてくることだけを待つ局面だ。

「OECD自殺率1位、出生率最下位」。国の存立を危うくしかねないこの凄惨な成績表は目標を失って漂流する大韓民国号の自画像だ。いま、大韓民国はどこへ向かっているのか。

イ・ジョンミン論説委員

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