現代自動車、鄭義宣会長時代…その未来は(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.14 17:45
現代(ヒョンデ)自動車の鄭義宣(チョン・ウィソン)会長体制が出航した。航路は「カーマゲドン(自動車+終末を意味するアルマゲドンの合成語)」の正面突破だ。鄭義宣会長率いる現代自動車の旗艦には電気自動車、水素電気自動車、自動運転車、都市航空モビリティー(UAM)など未来モビリティーがいっぱい載せられた。
しかしカーマゲドンという言葉が象徴するように険しい高波が予想される。これに先立ち昨年10月に鄭会長はタウンホールミーティングで「未来の現代自動車グループは自動車50%、個人用飛行自動車30%、ロボット20%になるだろう」と明らかにした。このビジョンが実現されるには電気自動車とUAMなどで世界トップ圏に打って出ると同時に内燃機関車で根強く収益を出さなければならない。これに先立ち昨年10月に鄭会長は「2025年まで未来自動車分野に41兆ウォンを投入する」として未来自動車産業発展戦略を発表したが,この財源は既存のビジネスで調達しなければならないためだ。これに対しグローバル経営環境は容易でない。新型コロナウイルスの余波で上半期の営業利益は前年同期で現代自動車が29.5%、・起亜自動車が47.7%減った。