手作業に依存「ワイヤーハーネス」ひとつで…現代自動車7000億ウォン損失か
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.02.06 11:25
ワイヤーハーネスという自動車部品ひとつが韓国最大の自動車メーカーである現代自動車グループの全生産ラインを止めた。人件費の割合が大きい手作業の多い部品のため中国への依存度が高く発生したものだ。業界では「中国での生産が避けられない品目だが、生産多角化をできなかったという非難を受け残念だ」という反応だ。
ワイヤーハーネスは配線の束をつなげて登山・軍用チョッキ状に構成した部品だ。最近自動車の電装部品が増え、これを作動させるための電源を供給し電気信号を各制御装置や演算装置に伝える。登山・軍用チョッキに各種装備をひっかけたりぶら下げることができるように、ここに部品をつなげば電源が供給される。
最近電気自動車や自動運転車などの機能のためのセンサーが増えており、過去とは比べものにならないほど複雑になった。人がひとつひとつより合わせて連結しなくてはならないが、車両ごとに必要なスペックが違うため自動化しにくい部品だ。