韓国軍、国際通信網は開いていたのに北に公務員の引渡要請しなかった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.08 08:10
韓国の徐旭(ソ・ウク)国防部長官が7日、国防部で開かれた国会国防委員会国政監査で、延坪島(ヨンピョンド)公務員殺害事件に関連して「失踪当日には『越北の可能性は低いか、ない』という報告を受けた」と明らかにして論争になっている。軍が最初は単なる失踪と判断し、一歩遅れて越北者と判断したと解釈されるためだ。
徐長官はまた、国際商船通信網で北朝鮮船舶に連絡する方法もあったが、事件当時は活用しなかったという趣旨の発言もした。野党「国民の力」議員は「軍が失踪初日から最善を尽くして救助しようとしなかったということ」と叱責した。徐長官の発言は河泰慶(ハ・テギョン)「国民の力」議員が北朝鮮に迅速に協力を要請しなかった理由を尋ねる過程から出た。