射殺公務員息子の怒りの手紙に…文大統領「気持ち分かる、私も心が痛い」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.07 07:42
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は6日、西海(ソヘ、黄海)上で北朝鮮軍の銃撃を受けて死亡した海洋水産部公務員のイさん(47)の息子(17)が直筆の手紙を書いたことに対して「父親を失った息子の気持ちは分かる。私も心が痛い」と述べた。この日青瓦台(チョンワデ、大統領府)で開かれた国務会議で、文大統領は高校生であるイさんの息子の手紙に対して遺憾を表した後、「海洋警察の調査および結果を待ってみよう。母、妹と共に困難を耐え抜くよう願い、慰めの言葉をかける」と述べたと、姜ミン碩(カン・ミンソク報道官)青瓦台報道官が会見を通じて伝えた。
イさんの息子は前日、文大統領に公開的に宛てた手紙で「父親が残忍に殺されたとき、この国は何をしていたのか、なぜ父を救うことができなかったのか聞きたい」と綴った。文大統領には「この苦痛の主人公が大統領様の子や孫でも今のようにできるか」とも書いた。イさんの息子は「父とは(失踪当日)いつものように電話で話し、小学校1年生の妹には数日後に家に戻ると言ってビデオ通話までした」としながら「家族はどんな証拠も見たことがなく、このような発表を信じることはできない。家族が人生を悲観しないで生きていけるように父の名誉を挽回してほしい」と訴えた。