韓国人初のノーベル科学賞出てくるか…「5-6年後に受賞の可能性」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.10.07 06:58
「ノーベル賞シーズンになると苦しかったです。韓国人科学ノーベル賞受賞者がいないですから。でもノーベル賞候補群に入ったということを聞き心が軽くなりました」
今年ノーベル化学賞部門で有力候補に挙げられているソウル大学の玄沢煥(ヒョン・テクァン)碩座教授の言葉だ。玄氏は基礎科学研究院(IBS)ナノ粒子研究団の団長でもある。毎年ノーベル賞受賞者を予想している情報分析会社「クラリベイト・アナリティクス(Clarivate Analytics)」は、論文引用回数などを根拠に今年のノーベル化学賞受賞有力候補に玄氏の名前を挙げた。ナノ粒子を均一に合成する方法を初めて開発し、大量合成も可能にしてQLEDテレビの技術的土台を用意した功労だ。この研究結果は2001年米国化学会誌(JACS)と2004年ネイチャーマテリアルズ(Nature Materials)に掲載された。
◆「今年の受賞期待していない…候補群に含まれただけでも光栄」