襲撃された韓国公務員の兄「南北の船舶、随時無電交信…弟を救うことができた」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.29 08:49
北朝鮮軍に射殺された海洋水産部公務員イ氏(47)の兄イ・レジン氏が「西海(ソヘ)北方限界線(NLL)付近では南北間交信が可能で海軍と海上警察が北朝鮮軍に弟の救助を求めることもできた」と主張した。イ氏は28日、中央日報との電話インタビューで「23日午前、海水部所属の漁業指導船『ムクゲ23号』に乗って北側がNLLだと主張する海域に移動した。その時、北朝鮮からの接近を許さないという警告無電を4~5回聞いた」と話した。航海士であるイ氏は、遺族代表の資格で海水部西海漁業管理団の要請により船に乗ったと明らかにした。
彼は「私が直接聞いたが、北朝鮮が『越えてくるな』と相次ぎ警告を発した。船舶には南北が共同で使う周波数チャンネルがあって交信が可能だったし、当時韓国側も『公務員が行方不明になって捜索中』という内容の無電を送った」と説明した。