【コラム】自主国防と経済性の両方を確保する韓国型戦闘機事業
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.09.07 10:48
韓国型戦闘機「KF-X」システムの開発企業である韓国航空宇宙産業(KAI)は3日に総組み立て過程を始めた。操縦席から電子装備、着陸装置、エンジンなどをすべて装着したKF-Xは来年初めにその姿を現すだろう。名実ともに国産戦闘機の実体が一歩近づいたのだ。
「韓国の超音速航空機開発日程に合わせるのは不可能だ」。1990年代末にT-50超音速訓練機を開発する過程で米ロッキード・マーチンの技術者が韓国側にした話という。当時韓国は先進国に比べ経験と技術が不足していた。資金と日程もぎりぎりで、開発目標と推進体系を確定することも難しい状況だったため、とんでもない言葉ではなかっただろう。だが必ず成功させなければならないという使命感と革新DNAを加えてT-50を開発した。その後韓国空軍だけでなく世界のさまざまな国の空軍力向上に貢献している。