サムスン電子平沢第2工場が本格稼働、半導体「超格差」拡大
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.31 09:10
サムスン電子が30兆ウォン(約2兆7000億円)以上を投資した京畿道(キョンギド)平沢(ピョンテク)キャンパス半導体工場第2ライン(P2)が本格稼働に入ると30日、明らかにした。9月には第3ライン(P3)も工事に入る。先制的な投資で次世代半導体市場を先に掌握するというサムスンの「超格差戦略」だ。
平沢P2の延べ面積は12万8900平方メートルと、サッカー場16個分の面積で、単一半導体工場では世界最大規模となる。ここでは業界で初めて極端紫外線(EUV)工程を適用した第3世代10ナノ(1z)モバイルDRAMをまず生産する。この製品(LPDDR5)は今まで開発したモバイルDRAMのうち最も性能が良い。1秒あたりフルHD級(高画質)映画(5GB)10本ほど処理できる。サムスン電子メモリー事業部のイ・ジョンベ副社長は「今回のモバイルDRAMは歴代最高の開発上の困難を克服し、新しいパラダイムを提示した製品」と説明した。