「医師1万人が退職届」…韓国政府、未復帰者告発をひとまず保留
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.28 09:31
ストライキ中の専攻医と専任医が政府の業務開始命令などに反発して集団退職届提出という強硬姿勢を見せた。政府は業務未復帰者を告発する方針を明らかにしたが、病院長らの声を聞いてひとまず告発を保留した。
医療界のスト2日目の27日、大韓専攻医協議会は専攻医から退職届を受けるという形態の団体行動に入った。ソウル新村(シンチョン)セブランス病院応急医学科の専攻医29人全員を含め、専攻医1万6000人のうち70%が退職届を出した。大韓専攻医協議会の関係者は「追加で提出されている病院が多く、正確な数値は28日午前に出るだろう」と話した。
大韓専攻医協議会のパク・ジヒョン会長は「(政府の)強制的な執行を見て信頼が崩れたと考えた」とし「今後、医療界がどのように進むのか、医師の仕事を続けるのが正しいのかなどを決めるべき時期だと考え、集団退職届を受けることになった」と述べた。首都圏の大学病院のある専攻医は「政府の対応に怒った専攻医が『いっそのこと医師をやめて他の職業を探してみよう』として退職届を作成する雰囲気」と伝えた。