韓経:サムスンの野心作…クアルコムより3倍速い「スマホの頭脳」、来年初めに発売
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.26 10:07
通信半導体開発を担当するサムスン電子システムLSI事業部はこの1年間で浮沈を体験した。世界5位圏のスマートフォンメーカーである中国vivoにアプリケーションプロセッサ(AP)のエクシノスを納品して顧客を拡大したのは「小さくない成果」だった。
だがプレミアムAP市場ではクアルコムだけでなく中国ファーウェイにも押された。「世界初の第5世代(5G)通信チップセット」のタイトルをファーウェイの「キリン990」に奪われたのが代表的だ。自社のスマートフォン「ギャラクシーS20」と「ギャラクシーノート20」の韓国・米国向けモデルにはエクシノスの代わりにクアルコムのAPであるスナップドラゴン865シリーズが使われた。システムLSI事業部が臥薪嘗胆して準備している反撃のカードが来年発売するAP「エクシノス1000」(仮称)だ。米半導体設計専門会社AMDと協業しグラフィック処理装置(GPU)の性能を大幅に高めたのが長所に挙げられる。