「侵入」か「侵犯」か…尖閣諸島領有紛争中に日本政界が用語論争
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.25 14:00
日本の政界で中国船舶の尖閣諸島(中国名・釣魚島)進入を「侵入」でなく主権侵害を意味する「侵犯」と呼ぶべきだという意見が強まっている。用語の再確立を通じて紛争地域での政府の強い対応を求める狙いだ。
25日の日本経済新聞によると、最近、尖閣諸島で中国船の活動が活発になっている中、自民党でこうした主張が相次いで出ているという。日本政府は現在、沿岸国の船舶が領海に入ってくることを無害通航権など国際慣例に基づき「侵入」と表現している。無害通航権は他国の船舶が秩序や安全を害さない限り領海を通航できる権利であり、国連海洋法条約17条に明示されている。国際法を遵守するレベルでこの地域への中国漁船の進入をまだ「侵入」と呼ぶべきだというのが日本政府の立場だ。