<光復75周年-日帝強制動員、奪われた家族1>「父の棺には水だけがあふれていた」80歳の息子のサハリン悲劇(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.14 13:49
時間が流れて1990年、ソ連との国交が正常化する。そして政府が日帝強制動員被害真相調査を進めながら、考えもしなかったあきれたことが起きた。
「2007年11月、国から父『イ・ソクドンを特別法第17条に基づいて日帝強制動員被害者として決定する』という通知書を受けました。江西(カンソ)区庁に行って補償申請をするよう言われて訪ねて行くと、1945年8月以前の死亡者に限って補償するとのことでした。一体このような国がどこにあるのか、背を向けるよりほかありませんでした。その後も期限を延長し、もう一度機会があったとのことでしたが、それさえ通知してくれないので知らずに過ぎてしまいました。国の補償のようなものは忘れて生きました」