日帝収奪と産業化の象徴、長項製錬所周辺を生態空間として再生=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.06 13:13
日帝強占期である1936年に製錬所が建てられてから50年以上周辺の土地が汚染された。製錬所の煙突から出たヒ素など重金属が汚染の主犯だった。このように汚染された土地はこの10年間に浄化され復元された。浄化した土地は生態と文化芸術空間に変貌する。
忠清南道舒川郡(チュンチョンナムド・ソチョングン)が推進する長項(チャンハン)製錬所周辺のブラウンフィールド再生コンセプトだ。ブラウンフィールドは産業化で土地などの環境汚染が激しく開発が難しい土地をいう。米国・日本・英国など先進国でブラウンフィールド再生が推進されてきた。英国はカオリン廃鉱の上に世界最大規模の温室を作ったりもした。
舒川郡は2007年から長項製錬所周辺のブラウンフィールド復元を推進してきた。舒川郡がまとめた再生事業の主要内容は、人工湿地、錦江(クムガン)~西海(ソヘ)生態連結通路造成と国立生態院第2生態体験館設立がある。また、海洋環境・生物関連公共機関を設立し、粒子状物質低減都市の森、国家庭園造成も推進する。金属工芸野外展示館、近代美術館など文化芸術関連インフラも作る。ここに必要な事業費は総額2900億ウォンに達する。舒川郡は環境部、国土交通部、海洋水産部など政府官庁に事業を提案し支援を要請した状態だ。