【社説】水害の復旧が急がれるがすぐに使える金がない=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.11 10:49
韓国各地を襲った水害で、第4次補正予算案が政界で議論されている。被害が大きくなると、与党「共に民主党」の李海チャン(イ・ヘチャン)代表が可能な限り早い時期に党政調協議を開いて緊急復旧支援のための補正予算編成を議論すると明らかにした。野党も必要な場合、補正予算の編成に反対しない意向を表わした。政府はひとまず予備費の緊急投入で対処するという計画だが、内部的には第4次補正予算編成のための実務作業に入ったと伝えられた。年に4回の補正予算編成は1961年以来、59年ぶりのことだ。
水害が深刻な状況なので補正予算編成は避けられない側面がある。予備費はあることはあるが、新型コロナウイルス(新型肺炎)への対応で2兆ウォン(約1790億円)も残っていない状態なので効果的な対処には力が及ばない。必要だという判断なら、政府と政界が迅速な補正予算処理のために額を突き合わせなければならない。