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国内も大変だが…中露が中央アジアにコロナ支援競争

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.03 14:13
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中央アジアで新型コロナウイルスの感染が急速に広がり、周辺強大国の中国とロシアが競争するように医療支援をしている。天然ガスなどの資源が豊富で軍事戦略的にも要衝地の中央アジアで影響力の拡大を狙う動きという分析が出ている。特にコロナ事態以降「シノフォビア(Sinophobia、反中感情)」の拡大を警戒する中国は、大規模な経済支援策まで準備している。

◆カザフは70日間で感染者17倍

 
新型コロナのパンデミック(世界的大流行)が本格化した3月、中央アジアの状況はまだ安定していた。各国の強力な封鎖政策のためだった。しかし封鎖が解除された後、感染者が急増し始めた。

人口1828万人のカザフスタンの場合、5月11日に封鎖解除を宣言した当時、累計感染者数は5200人だった。ところが2カ月半で17倍以上に増えた。ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、先月31日現在、感染者数は8万9000人にのぼる。

結局、カザフスタン政府は先月5日から封鎖を再開した。薬局・食料品店以外のすべての商店の営業を停止させ、公共交通の運行も制限した。状況が似た隣国のウズベキスタン(感染者2万3000人)も感染拡大を防ぐため移動をまた制限している。

「中央アジアの北朝鮮」と呼ばれる独裁国家トルクメニスタンは依然として「感染者0人」と主張している。また「新型コロナ」という用語を使うこと自体を禁止するほど統制が厳しい。

ところが最近、トルクメニスタンで疑わしい動きが見られる。トルクメニスタン政府が「粉塵対策」として国民にマスク着用を義務づけた。状況が深刻だと判断しながらも、政府に対する不満と社会動揺を防ぐためにとんでもない理由を出したのだ。

◆コロナ危機だが…ロシアの窮余の策

ところが最貧国のタジキスタン(感染者数7300人)など5カ国ともに医療スタッフが不足し、医療施設は劣悪だ。こうした点に注目してロシアと中国が医療支援を強化している。

先に行動したのはロシアだ。ロシアは先月6日、状況が最も良くないカザフスタンに専門医療チームを派遣した。続いて22日にはキルギス(感染者3万5000人)にも医療チームを送った。

ロシアは世界で4番目に多い感染者(約84万4000人)が発生している。にもかかわらず医療支援に動き出したのは中国を意識した行動という解釈が出ている。

旧ソ連解体以降もロシアと中央アジアの国は政治・外交・軍事的に連帯感が強い。民主化がある程度進んだキルギスを除いては長期独裁国家だが、これら政権を後見したのもロシアだった。

ところで中国がインフラ建設、天然ガス購入など経済力を武器に中央アジアに対する影響力を急速に拡大し、ロシアが緊張している。タジキスタンとキルギスは対中国負債が危険レベルを超え、トルクメニスタンはガス輸出全体の80%が中国だ。

とはいえ、ロシアが中国に反旗を翻すのも難しい。ロシアも天然ガスの輸出など中国への依存度が高いからだ。2014年のウクライナ領クリミア半島強制併合以降、西欧の制裁の中でこうした傾向は強まっている。

こうした状況で新型コロナという悪材料までが重なった。長期的な景気萎縮が避けられないだけにロシアの中国依存度はさらに深まるしかない。ロシアの対中央アジア医療支援は急速な影響力縮小を防ぐための窮余の策ということだ。

◆シノフォビア拡大阻止に注力

中国も悩みは深い。政府間の協力の雰囲気とは違い、中央アジア各国の社会で反中感情が強まっているからだ。最近、米外交紙は「新疆ウイグル地域内のムスリム差別など民族葛藤が深まる中、コロナ事態までが重なり、中央アジアでシノフォビア現象が広がっている」とし「中国はこうした雰囲気を反転させるために外交的な総力を挙げている」と指摘した。

中国は先月16日、中央アジア5カ国と外相テレビ会議を開き、新型コロナ対策について議論した。この席で中国の王毅国務委員兼外相は「中国が各国医療スタッフの防疫教育に協力したい」と提案した。

中国はこうした医療支援のほか、大規模な経済支援も検討中だ。一帯一路事業で建設中の道路など各種インフラ工事の代金を中国が一定部分相殺する案などが議論されている。ここには各国がこれ以上の負債に対応できない状況も反映されている。表面上では中央アジアを支援する姿だが、実情は中国が急ぐ一帯一路構想を実現させるための方便だ。

しかしこうした中国の動きは長期的には中国にブーメランになって返ってくるという分析もある。中央アジア政治を研究するジョージメイソン大のエリック・マクグリーンチェイ教授は昨年12月、学術誌への寄稿で「中国が提供した借款が中央アジアのエリートの腐敗を深めている」とし「これは(中央アジア社会の)反中感情をさらに強める潜在的要因になっている」と指摘した。

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