【現場から】ニュージーランド「セクハラ外交官送還」隠蔽して問題拡大した韓国外交部
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.08.03 07:52
「ローマに行けばローマの法に従わなければならない。韓国の外交官が潔白ならばここにきて司法手続きに従うべき」。ニュージーランドのピーターズ副首相兼外相が1日に韓国人外交官A氏のセクハラ疑惑を取り上げた現地放送に出演して話した言葉だ。続けて「この問題はもう最高位級まで上がり文在寅(ムン・ジェイン)大統領も知っている事案」と強調した。先月28日に同国のアーダーン首相が文在寅大統領との電話会談でこの問題を取り上げたことに再度言及し圧迫したものだ。ピーターズ副首相は韓国国内でこの事件が大きな問題となっていることをめぐり、「国家的恥さらし(national disgrace)」のためにもA氏が正しいことをするよう望むとまで話した。韓国としては2回も公開的に恥をかかされた格好となった。
外交部はあたふたと対応に乗り出す雰囲気だ。内部ではニュージーランドの外交攻勢を「異例」として当惑する雰囲気も感知される。だが問題のセクハラ疑惑は2017年にニュージーランドの韓国大使館で起きたことだ。事件がこのように大きくなるまで3年間韓国政府は何をしていたのかとの批判の声が大きくなるのは当然のことだ。