【コラム】北朝鮮の非核化なくして韓半島の平和はないという大原則確固としなくては(1)
今年は韓国戦争(朝鮮戦争)勃発70周年になる年だ。1950年6月25日に朝鮮人民軍(北朝鮮軍)が38度線を越えて大韓民国を侵攻し南北戦争が勃発した。この戦争は結局国連軍と中国共産軍の参戦により国際戦に拡大し、途轍もない犠牲を招いた。曲折の末1953年7月27日に休戦協定が締結されたが、その後戦争を公式に終了する平和協定が結ばれないまま休戦状態で現在に至っている。それでも休戦からこれまで第2の韓国戦争は勃発しなかった、それなりに長期にわたり平和を維持してきていると言えよう。
人生70歳を古稀という。杜甫の「曲江」の最初の句「人生七十古来稀(70歳まで生きる者は昔から珍しい)」に由来する。南北が70年近く戦争をしていないのはまれなことであるのは明らかだ。しかしこれは戦争の不在を意味する「消極的平和」に近い。いわゆる平和体制が定着し活発な交流と協力が行われる「積極的平和」とは距離がある。韓国戦争勃発70周年に果たして積極的平和は可能なのか、どのような努力が必要なのかに関する真摯な悩みが必要だ。