現代・起亜車、ASEAN市場で日本を追撃
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.22 15:15
韓国自動車がASEAN(東南アジア諸国連合)市場で日本を追撃中だ。韓国自動車産業協会のASEAN主要6カ国(タイ・インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・ベトナム)自動車市場現況によると、昨年、現代・起亜車など韓国ブランド車は18万4595台売れ、市場シェア5.2%だった。2015年と比較すると6万台以上増え、シェアは1.3ポイント上昇した。
トヨタなど日本車が市場シェア74.3%で独歩的な1位を守っているが、4年前と比べるとシェアは1.5%減少した。中国ブランドのシェアも1ポイント増加した。韓国自動車産業協会(KAMA)の鄭晩基(チョン・マンギ)会長は「ASEAN市場の高い関税とさまざまな非関税障壁のため接近が容易でない中、日本・中国との競争も激しいため、差別化された戦略が必要だ」と述べた。
韓国が善戦している市場はベトナムだ。現代・起亜車など韓国ブランド車は昨年のベトナム市場でシェア31.2%となり、日本に次いで2番目に高かった。今年上半期には差をさらに縮めたことが分かった。ベトナム自動車製造業協会(VAMA)と現代車によると、今年上半期、現代車はベトナムで乗用車を2万5358台(小型商用車含む)販売し、トヨタ(2万5177台)を上回った。