韓国統一部長官候補「北の連絡事務所爆破はビラ散布のため、損賠要求は難しい」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.20 14:05
北朝鮮が先月16日に開城(ケソン)南北共同連絡事務所を爆破したことについて、李仁栄(イ・インヨン)統一部長官候補は韓国側の対北朝鮮ビラ散布や南北合意の履行不振などが原因だとし、北朝鮮に損害賠償責任を問うのは難しいという立場を表した。国会に提出した人事聴聞会要請資料の書面答弁でだ。
李候補は北朝鮮が連絡事務所を爆破した背景について「韓国側の民間団体のビラ散布、南北合意の履行不振に対する不満などさまざまな要因によるものとみられる」とし「政府は早期に南北対話を再開し、関連問題の実質的な解決努力を続けていく計画」と明らかにした。また「我々の被害を救済するためにいくつかの案が検討されるべきというのはその通りだ」としながらも「南北関係の特殊性上、損害賠償請求など司法手続きに基づいて問題を解決するのには限界がある」と主張した。