【コラム】文大統領が話さない半分の不都合な真実(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.14 14:16
◆OECD最高のアパート共和国
文在寅政権は就任初期から「多住宅者(複数の住宅の所有者)に苦痛を与える」と話していた。しかし多住宅者は笑い、無住宅者だけが苦しんでいる。「ニューヨーク・マンハッタンより高いソウル 江南(カンナム)アパート」という言葉は冗談とは言えない。昨年、ソウル瑞草区盤浦(ソチョグ・バンポ)の漢江(ハンガン)が見える80平方メートルのアパートは24億5000万ウォン(約2億1750万円)で取引された。1坪あたり1億208万ウォンとなる。ニューヨーク・マンハッタンのハドソン川が見えるハイラインアパートは1坪あたりの価格が1億757万ウォンだ。参考に2018年の1人あたりの所得は米国が6万2152ドル、韓国は3万2774ドルだ。
今年は江南(カンナム)とマンハッタンの版図が入れ替わる可能性がある。最近ニューヨークタイムズ(NYT)はマンハッタンの不動産がコロナ事態で過去にないほど下落していると報じた。今年4-6月期に取引されたマンハッタンのアパート中位価格は前年同期比で17.7%下落した100万ドル(約12億ウォン)だった。これは今年取引されたソウルの漢江南側11区のアパート中位価格(11億6345万ウォン)と似た水準だ。江南3区(江南・瑞草・松坡)アパートの中位価格は16億3000万ウォンと、マンハッタンを圧倒する。