【グローバルアイ】韓日関係、その不思議な空間
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.12 10:12
特派員赴任は2017年12月だった。韓国政府は2015年の韓日慰安婦合意に対する検証結果を発表した。続く徴用工裁判と日本の輸出規制措置、韓日関係はいばらの道だった。この間に改めて感じたことがある。韓日関係は外交的常識や慣例、基本的な職業倫理まで壊すほど不思議な空間という点だ。
もちろん関係悪化の責任の相当部分は歴史問題に経済報復カードを突きつけた日本の安倍政権にある。輸出規制に対する日本の態度は特に非常識だ。昨年7月1日の輸出規制措置会見で日本の経済産業省は「徴用工問題に対し韓国が(昨年6月末の大阪)G20首脳会議までに満足な解決策を出さず関係省庁が検討した結果両国の信頼関係が著しく損なわれた」とした。輸出規制が徴用工問題に対する報復であることを明確にした格好だ。だがその後には「徴用工問題と輸出管理は別個の問題」(6月30日、茂木敏充外相)と言い逃れしている。読解が不可能な言いたい放題だ。