<Mr.ミリタリー>敗着で終わった対南強攻戦略、金与正の運命は?(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2020.07.02 12:06
◇金与正の5つの敗着
強攻で続いた金副部長の動きを金委員長が突然中断させた理由は、得よりも損失が大きいためだ。最初の敗着は共同連絡事務所爆破だ。連絡事務所爆破は金委員長と金副部長の合意で行われたとみられる。彼らの立場では文大統領に対するショック療法で、痛快だっただろう。しかし爆破映像を見た韓国国民と国際社会は金正恩政権の野蛮性を実感した。北朝鮮の信頼は地に落ちた。2番目に、金副部長が吐き出した毒舌は韓国社会で文大統領支持者の大きな反感を誘発した。青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)も不快感を示した。青瓦台は17日に金副部長の乱暴な言葉に対し「非常識」「基本的な礼儀を持て」とした。北朝鮮としては意外だっただろう。